日本サッカー協会がW杯期間中に選手の士気向上のため、ファミリー・タイム実施を検討していることが分かった。

ドイツ戦翌日の24日が有力。家族と選手全員が一堂に顔を合わせるのではなく、それぞれの家族が個人的に会う場を設ける。スタッフが現在、今大会出場32チームのファミリー・タイム実施に関する情報収集中で、近日中にも可否を決める。

ファミリー・タイムは4年前のロシア大会でも敢行した。初戦のコロンビア戦翌日に半日間、家族を招待して食事するなどし、選手たちはリフレッシュに充てた。当時の実施は西野監督の最終決断によるもので、森保監督はコーチとして隣でそれを見ていた。

しかし今回は、新型コロナウイルスの影響もあり、実施にはかなり綿密な検討が必要だ。家族は約12時間の長時間フライトで、代表選手団のような厳格なセキュリティー・チェックの中で過ごすわけではないため、コロナ感染のリスクは選手より高い。日本協会のスタッフは「仮に実施することになった場合、家族は簡易のコロナ検査を受けてもらって陰性の場合のみ、参加が認められると思う。当然、食事はなし」と話した。

一方で選手の中には「今回はヨーロッパのシーズン中で1週間前に合宿がスタートしているし、万が一、家族からコロナがうつってさらに他の選手に感染が広がったら、家族が批判されないか心配」との声もある。もちろん「大会期間中に家族と会ったらすごいモチベーションになる」という選手もいるという。

20日にW杯が開幕し、選手らの緊張感も高まりつつある。4大会連続で選出されたベテランGK川島は「いよいよというところはある」と話し、追加招集で初のW杯となるFW町野は「日に日に緊張感が増している」と話す。コロナ感染のリスクを避けるか、それともリフレッシュ休養か。目指す8強が現実のものとなれば、チームの滞在期間は今までにない長丁場となる。森保監督による実施可否の最終判断にも注目だ。