日本サッカー協会の田嶋幸三会長(65)が21日、ドーハ市内で行われた日本代表の練習を視察し、23日に迫ったドイツとの1次リーグ初戦に向けて報道陣の取材に応じた。

初のベスト8を目指す田嶋会長は「すべての結果を受け入れていくという覚悟はある。ただ、3戦終わった時に2位以内に入るということ。どんなことがあっても2位に入る気持ちでやり、決勝トーナメントに行けば、開けてくる道だと思う」と、まずは2大会連続でのベスト16入りを誓った。

コスタリカ、スペインを含めて強豪国の対戦が控えるが、気後れはない。「一喜一憂しないでいこうと思う」という同会長は「今まで胸を借りるとやってきた大会が多い中、今回、選手たちは『俺たちのサッカーを見せよう』と、実際に思っている。心底、思っていると感じている」と、心身とも成長した代表を評価する。

この日が65歳の誕生日だった田嶋会長は、関係者から65の数字が入ったケーキを受け取った。「W杯期間中に誕生日を迎えるのは初めてだし、うれしい」と感謝し、2日後に迫った決戦に思いを寄せていた。