FW浅野拓磨(28=ボーフム)が値千金の決勝ゴールを奪ってみせた。後半12分に投入されると、1-1の同38分に勝ち越しゴールを決めて勝利に貢献。歓喜のジャガーポーズを披露した。「今日の試合に関してだけはヒーローになれたと僕自身思いますし、4年前から1日も欠かさず、こういう日を想像して準備してこられたので、結果につながった」と胸を張った。
試合後の主な一問一答は以下の通り。
-得点した時の気持ちは
浅野 試合に出たら決めることしか考えていなかった。最初はオフサイドかなっていう戸惑いもあったので、率直に決めた瞬間は喜べなかったけど、ゴールということがわかってからは「やったぞ」って気持ちが一番に来ましたね。
-コースは狙っていた
浅野 正直ニア上を狙っていたわけではないが、思い切ってシュートを打った結果があそこに行った。思い切ってやったからこそ、ああいうコースに行って、みんなの気持ちが強い分、そういうのがボールに乗っかるなって改めて思った。
-この勝利の意味は
浅野 みんな今日のことを奇跡と呼ぶかもしれないけど、こういう日を僕が迎えることは、ここにいるメディアさんの中で何人が思ってくれていたのかというのが僕の正直な気持ち。ただ、この中にも信じてくれていた人がいたとわかっているし、信じてくれた人のためにも僕は準備してきた。何よりも自分のために準備してきたので、この4年間いろんな声を耳にしたし、目にしたし、感じることはあったけど、それを無視してやってきて良かったなと思う。
-この勝利は必然だった
浅野 僕がそれを言ったところで何の意味もないので、それはみなさんが感じてくれればいい。僕に限らず、ここにいる選手も監督もそれだけの準備をしてきたので。全て必然だと思うし、逆に言えば全て奇跡だと思う。僕が(大会前に)ケガをしていなくても、メンバーに入っていなかったら今日という日はなくて。