36年ぶりの優勝を目指すアルゼンチンと、史上3カ国目の連覇を狙うフランスは、両者譲らず2-2のまま延長戦に入った。アルゼンチンのリオネル・メッシ(35)が先制点を決めれば、対するフランスのエース、キリアン・エムバペ(23)も2得点の大活躍。注目のパリサンジェルマン所属の「10番対決」は、決勝という大一番でも強い輝きを放った。
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36年ぶりの優勝を狙うアルゼンチンは4-3-3の布陣。GKマルティネス(アストン・ビラ)、DFは左からタリアフィコ(リヨン)オタメンディ(ベンフィカ)ロメロ(トットナム)モリナ(アトレチコ・マドリード)、中盤の3枚はフェルナンデス(ベンフィカ)マカリテル(ブライトン)デパウル(Aマドリード)。3トップは左からディマリア(ユベントス)アルバレス(マンチェスター・シティー)メッシ(パリ・サンジェルマン)が先発に名前を連ねた。
2大会連続3度目の優勝を目指すフランスは4-3-2-1布陣。GKロリス(トットナム)DFは左からT・エルナンデス(ACミラン)ウパメカノ(Bミュンヘン)バラン(マンチェスターU)クンデ(バルセロナ)。中盤はボランチにチュアメニ(Rマドリード)、左にラビオ(ユベントス)、右にグリーズマン(Aマドリード)。左ウイングにエムバペ(パリ・サンジェルマン)、右ウイングにデンベレ(バルセロナ)。1トップにジルー(ACミラン)。
今大会の得点王を争うメッシとエムバペ。同じパリ・サンジェルマンのチームメートによる「10番」対決は、まずメッシがゴールを奪った。前半21分に左サイドからディマリアがドリブルで仕掛け、これをデンベレがエリア内で後方から倒した。この絶好機にメッシがPKをゴール右へ冷静に決め、同23分にアルゼンチンが先制した。メッシは今大会6点目で、5得点で並んでいたフランスのFWエムバペをリードした。
アルゼンチンの勢いは止まらない。相手のパスカットから中盤でメッシが右サイドのアルバレスにはたく。右サイドのアルバレスが縦に抜け出しマカリテルにパス。マカリテルがペナルティーエリア手前からファーサイドにラストパス。ディマリアが冷静に流し込み2点目を奪った。メッシは追加点の場面でも起点となった。
劣勢のフランスのデシャン監督は早くも動いた。前半41分、ジルーとデンベレを下げ、チュラム(ボルシアMG)とコロムアニ(Eフランクフルト)を投入。だが前半はまったく攻め手がなく、シュートはゼロ。アルゼンチンが2点リードで折り返した。
後半もアルゼンチンは激しい守備でエムバペをマークし、流れを渡さない。ボールを奪えば切れ味鋭いカウンターを発揮。後半15分には左サイドのディマリアの仕掛けから中央へパスを通し、最後はメッシがシュートを狙った。この大一番で、経験豊富な34歳ディマリアと35歳メッシのベテランコンビがドリブルを武器に躍動。南米の巧者ぶりを見せつけた。
フランスは後半27分に司令塔のグリーズマンを下げるなど、さまざまな選手交代の手を打ったが、リズムをつかめないまま時間だけ過ぎていった。
そんな中、フランスは後半34分、コロムアニが倒されてPKを得る。このチャンスにエムバペが力強くゴール左へ蹴り込み、1点を返した。再びメッシに並ぶ今大会6点目。
さらに1分後の後半36分、エムバペが浮き球のワンツーから豪快なボレーシュートをゴール突き刺し、2-2の同点とした。エムバペは2分でメッシを逆転する今大会7点目。単独トップに立った。
終盤も激しい攻防は続き、両者譲らず。8分のアディショナルタイムを終えて、試合は延長戦に突入した。


