ペルー警察が麻薬摘発で2026年ワールドカップ(W杯)のマスコットの着ぐるみを使用し容疑者を逮捕した。

米ヤフーが報じたところによると、ペルーの首都リマで行われた麻薬摘発において、26年W杯の3つの公式マスコットのうち、2つ(カナダを代表するヘラジカの「メイプル」と、アメリカを代表するハクトウワシの「クラッチ」)の着ぐるみに変装した警察官が逮捕を行い、その様子がペルー警察の公式TikTokに投稿された。

映像には巨大な着ぐるみを着た警察官が、金属製の門を破壊して突入する様子が映っている。容疑者のもとへ素早く向かう際、着ぐるみの頭部が落ちてしまう場面もあった。

動画の後半では、警察官が容疑者を取り押さえ、押収品を調べている様子が確認できる。また、編集された映像の中には、再びマスコットの頭をかぶった警察官が逮捕された容疑者と一緒にポーズをとるというユーモラスな場面も含まれていた。

カルロス・フレディ・アルカンタラ・オブレゴン大佐がAP通信に語ったところによると、逮捕は今年のW杯開幕戦(メキシコ2-0南アフリカ)の最中に行われ、潜入した2人の警察官が、48歳のカルロス・カブレラ容疑者を捕らえたという。

一般犯罪を取り締まる部隊のトップであるオブレゴン氏は「諜報(ちょうほう)活動の結果、この人物が熱狂的なサッカーファンであり、W杯の熱狂に夢中になっていることが分かりました。そのため、我々は職員をW杯のマスコットに変装させ、疑われることなく接近し逮捕することに決めたのです」と説明した。

警察発表では、この作戦で2524個のコカインベース(コカインのペースト)の包みと銃1丁が発見された。ペルーでは5~50グラムのコカインベースを所持していた場合、3~7年の禁錮刑に処される可能性があるという。