サッカーW杯カタール大会で19日、アルゼンチンのFWがリオネル・メッシ(35)が2得点し、悲願の優勝を手に入れた。「神の子」故ディエゴ・マラドーナを擁した86年年以来、36年ぶりの世界一。07年に南米で引退後のマラドーナとともにプレーした城西大女子サッカー部監督の亘崇詞さん(50)は、アルゼンチンの勝利を喜んだ。
亘さんは「素晴らしい試合でした。フランスは今大会で最も手ごわい相手。2点取られた後に追いついて。延長でもまた追いついて。まれに見る好ゲームでした」と振り返った。フランスのFWエムバペがハットトリックを決めるなど、両エースが活躍。試合は120分で決着が付かず、PK戦にまでもつれ込んだ。「マラドーナさんが用意したんじゃないかなと思うぐらい、サッカーの面白みが詰まった試合でした」と笑顔を見せた。
メッシとマラドーナは史上最高の選手をめぐり、度々比較されてきた。マラドーナは、82年のフォークランド戦争から4年後のW杯で、母国を優勝に導き英雄となった。メッシはこれまで「代表でプレーするにはハートが足りない」などと国民の批判を浴びたこともあった中、唯一手に入れてなかったW杯の優勝を手にした。
亘さんは両者について「『メッシはマラドーナを超えたか』という議論自体、無駄になっていくんじゃないかな。その議論が面白いんですけどね(笑い)。時代が変わりました。メッシがマラドーナを超えるためには戦争が必要とか、そんなシチュエーションは今後もあってはいけない。2人は別物で、メッシはマラドーナとは違う方法で伝説になった」と話した。その上で「アルゼンチンは今後メッシを超える選手を生み出すと思う。日本もそういう人が出てきてほしいですね」と期待を込めた。【沢田直人】


