日本代表MF堂安律(24)が19日夜、日本テレビのニュース番組「zero」に出演し、FIFAワールドカップ(W杯)について振り返った。

普段から強気な発言で鳴らす堂安だけに、本音トーク満載となった。ドイツ戦のゴールを「人生でも一番」とした。その中で、ゴールした後に抱きついてきた鎌田大地を振り払う場面が話題となった。そこを司会の櫻井翔から問われると「ガッツポーズしようとした一番いいところで抱きつかれたので、振り払った」と説明。ちょうど右拳をあげようとしたところを封じられており、最も気持ちのいい“エクスタシーの瞬間”に水を差されたのが理由のようだ。

ゴールした後は、気持ちが集中状態にある「ゾーン」に入ったと明かし、「駆け寄ってくる選手や、スタンドの観客がスローで見えた」という。

また、堂安と言えば、パンチの効いたシュートが持ち味。時速120キロともいわれる強烈なシュートの打ち方についても明かした。本来は体の前にボールを置いて蹴るところを、少しマイナスに下げて置くのがポイント。そうすることで、強く踏み込み、ねじる動作がより入ることになり、持ち味とするおしりの強い筋肉が使えるのだという。

そして日本の躍進が目立った大会で、その中で堂安は2得点と大活躍した。だが自己採点については予想外の「50点」。それについては「ベスト8が目標でその目標を果たせなかった。逆に厳しい声もほしい」と語り、人一倍負けず嫌いな性格をあらわにした。

その上で4年後のW杯に向けて「エースになりたいし、リーダーになりたい。10番つけたいし、キャプテンになりたい」と話し、自らに対し「より大胆に誰よりも己に厳しく」をテーマに掲げ、「W杯優勝」を目標にすると誓った。