FIFAワールドカップ(W杯)が幕を閉じた。日本代表が優勝経験国から2勝したほか、決勝も熱戦になり、見応えの多い大会となりました。主役はあくまで選手ですが、当欄ではあえて「ピッチ外の大会10大ニュース」を挙げてみます。【佐々木一郎】


10位 ABEMAでまさかの放送禁止用語連発

ABEMAでの中継中、アルゼンチン選手のインタビューで、同時通訳が放送禁止用語を連発。スタジオ受けの出演者があわてて謝罪したが、次のインタビューでもまたも放送禁止用語を続けてしまった。実は放送法で明文化された放送禁止用語はなく、各放送事業者の自主規制となっているとか。

ABEMAのW杯中継で同時通訳が放送禁止用語使用 番組内で謝罪

アルゼンチン対クロアチア 前半、ゴールを決め歓喜するアルゼンチン代表フリアン・アルバレス(右)(2022年12月13日撮影)
アルゼンチン対クロアチア 前半、ゴールを決め歓喜するアルゼンチン代表フリアン・アルバレス(右)(2022年12月13日撮影)

9位 ドイツ代表DFリュディガーのなめプは負けフラグ?

日本-ドイツ戦で、アントニオ・リュディガー選手が浅野拓磨選手と競り合った時、なめたような走り方をした。試合はドイツが圧倒しながらも日本の勝ち。試合後にネットでは「あれは負けフラグだった」との書き込みもみられたが、日ごろからリュディガー選手のプレーを知るサッカーファンからは「あれが通常運転」との指摘も。

ドイツDFリュディガーの快速と“謎ステップ”SNSで賛否両論「なめプし始めた」

日本対ドイツ 後半、浅野(左)を独特なステップで追い掛けるアントニオ・リュディガー(2022年11月23日撮影)
日本対ドイツ 後半、浅野(左)を独特なステップで追い掛けるアントニオ・リュディガー(2022年11月23日撮影)

8位 「三笘の1ミリ」判定の裏側

今大会の日本を象徴するあのプレー。当社記者がボールチップの開発担当社に問い合わせると、驚くような早さで取材に対応してくれた。おすすめの記事です。

日本勝たせた進化したVAR、ボール内蔵チップで1ミリ以下まで驚異の計測 開発者証言

日本対スペイン 後半、ゴールラインギリギリの所から決勝ゴールとなる田中にラストパスを送る三笘(2022年12月1日撮影)
日本対スペイン 後半、ゴールラインギリギリの所から決勝ゴールとなる田中にラストパスを送る三笘(2022年12月1日撮影)

7位 スタンドを彩った平愛梨ら選手の妻たち

多くのアクセスがあった記事。平愛梨さんが後日談として前向きに振り返ってくれたことが、当社としてはとてもありがたかった。

長友佑都まねて?妻の平愛梨赤髪「日の丸カラー」で応援 柴崎岳の妻・真野恵里菜の姿も

平愛梨、W杯観戦中の様子激写され「よかったー!子供叱ってる瞬間じゃなくて」ジョーク交え反応

W杯カタール大会の日本代表に選出された長友(右)はサプライズで登場した平愛梨さん、子どもたちと写真に納まる(2022年11月1日撮影)
W杯カタール大会の日本代表に選出された長友(右)はサプライズで登場した平愛梨さん、子どもたちと写真に納まる(2022年11月1日撮影)

6位 ABEMAは放送権投資が大当たり

藤田社長のビジネスセンスはさすが。アクセス制限がかかった試合もあったが、大会を通じてユーザーの反応はとてもいい。ねぎらわれたエンジニアはうれしいだろうなあ。

藤田晋氏「よく頑張った!」W杯全戦中継実現させたABEMAエンジニア労う 本田圭佑にも感謝

ABEMA日本戦アクセス制限かかり視聴できず…難民続出 SNS上いらだちの声相次ぐ

悲鳴上げるテレビ局「出せる金額ではない」無料放送の限界域へ高騰続ける放送権との攻防

藤田晋社長(2021年11月20日撮影)
藤田晋社長(2021年11月20日撮影)

5位 ブラボー連発の長友佑都

イタリア語に堪能な長友選手なら、本来は「ブラボー」ではなく「ブラーボ」と発声することを十分承知だが、日本語仕様に変換して一気に流行させてしまった。この発信力も見事。

長友連呼の“ブラボー”とは 「優れた」「立派な」などを意味するイタリア語

長友佑都が「ブラボー!」連発 ドイツ戦に続いて夢に見ていた歓喜の雄たけび/一問一答

ドイツ戦から一夜明け、リカバリー調整する長友佑都(2022年11月24日撮影)
ドイツ戦から一夜明け、リカバリー調整する長友佑都(2022年11月24日撮影)

4位 商魂たくましい?クロアチアのノールさん

今大会ですっかり有名になった1人。ノールさんのインスタを見ると、別アカウントで水着販売をしている。フォロワーは爆増し、本業での売り上げも気になるところ。当社が契約しているイタリア人カメラマンは、現地で彼女とメールアドレスを交換した。

“セクシーすぎるサポーター”ノールさん W杯開催のカタールでのきわどい服装は「好意的に」

セクシー衣装でクロアチア応援ノールさん ヘソ出しトップス&ミニスカで日本戦応援

クロアチア・サポーターのイワナ・ノールさん(2022年12月13日撮影)
クロアチア・サポーターのイワナ・ノールさん(2022年12月13日撮影)

3位 影山優佳「あなたのハートにゲーゲンプレス」

今大会で一躍名を上げた。「あなたのハートにゲーゲンプレス」の破壊力はすさまじく、あの本田圭佑氏もたじろがせたほど。大会中は、本業のアイドル活動も含めて多忙を極め、ファンからは体調を心配された。

アルゼンチン優勝も的中させた日向坂46影山優佳「サッカーって楽しいな」飛躍のW杯締めくくる

本田圭佑が影山優佳に「ゲーゲンプレス」スペイン戦前にドーハとスタジオで苦笑いの攻防

日向坂46影山優佳「もう解説者の域なんよ」本田圭佑とのやりとりにファン称賛

自身考案のW杯ポーズを披露する影山優佳さん(2022年11月20日撮影)
自身考案のW杯ポーズを披露する影山優佳さん(2022年11月20日撮影)

2位 アルゼンチンGKがまさかの下ネタ

やらかした場面だが、本田さんのフォローが素晴らしい。日ごろのE・マルティネスを知る人に言わせると、こういう行為も彼にとっては通常運転らしい。決勝はPK戦までもつれたが、その後の表彰式でこの場面をしっかり撮影したカメラマンの集中力もすごい。

最優秀GKマルティネスの表彰式でのやらかし、本田圭佑「ハハハいいんじゃないですか」

ゴールデングローブでおどけたポーズをするアルゼンチンGKのE・マルティネス(左)(2022年12月18日撮影)
ゴールデングローブでおどけたポーズをするアルゼンチンGKのE・マルティネス(左)(2022年12月18日撮影)

1位 本田圭佑の自由な解説が心地よい

解説の概念を覆すほど自由だったが、面白く聞けて勉強にもなる。本田さんの良さを引き出した寺川俊平アナウンサーの受け答えも見事だった。

話題沸騰の本田圭佑解説 なぜ「さん付け」? 本人に聞いて分かった明確な“こだわり”

本田圭佑「めちゃめちゃな解説にお付き合いいただき、ありがとうございます」視聴者へ感謝

解説話題の本田圭佑さまさま、じゅんいちダビッドソン「ネタ仕込めた」さらなる活躍願う

日本対コスタリカ 解説を務める本田圭佑氏(2022年11月27日撮影)
日本対コスタリカ 解説を務める本田圭佑氏(2022年11月27日撮影)