サッカーのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(30)らスペイン1部バルセロナの4選手が13日、都内でインターネット通販大手の楽天とのパートナーシップ会見に出席した。会場には160社約250人の報道陣が詰めかけた。スチルカメラ70台、テレビカメラ60台が並ぶ中、メッシは「Rakuten」と書かれた新ユニホームを手に「新シーズンの目標はいつも同じ。バルセロナで、あらゆるものを手に入れたい」と力強く言い切った。

 メッシが、記者会見に出席するのは異例だ。前日12日にプライベートジェット機で来日した時差ぼけからか、お疲れモードで表情は硬かった。8月12日のスペイン・スーパー杯から始まるシーズンについて聞かれ「(バルベルデ)新監督、新コーチと一緒に仕事をして1年間を楽しみたい。楽しみだし、マックス(最大の力)でプレーしたい」と答えた。会見時間は約11分。記者から3つの質問を受けて時間切れとなった。

 記者会見では三木谷会長とあいさつをかわした際に笑みを浮かべたメッシ。会見後のパーティー会場で、日本人のカメラマン同士が撮影位置などを巡って「前に出るな」と口げんかを始めると、困ったような笑みを浮かべていた。夜には、羽田空港からプライベートジェット機で離日した。【岩田千代巳】