アウクスブルクからデュッセルドルフに移籍したFW宇佐美貴史(26)は、途中出場したデビュー戦で移籍後初ゴールを挙げた。

 1-1の後半29分からピッチに立つと、1-2の後半39分に相手DFのクリアボールをペナルティーエリア(PA)内で右足ダイレクトで決めてデビュー戦ゴールを記録。ゴール後は味方選手が抱きつきにくるのを振り切って、誰もいない左のコーナー付近に走りだしたが、戻ってきてハグをした。

 ドイツではホッフェンハイム時代の12年9月26日シュツットガルト戦以来のゴールに「いやー、久しぶり過ぎて、ゴールの喜び方を忘れてました。頭が真っ白になりました」と苦笑い。「デビュー戦やったし、点も取りたかった」と喜んだ。

 シャルケからウニオン・ベルリンに加入したDF内田篤人(29)も、途中出場して新天地デビュー。オウンゴールを誘発した。

 1-1の後半30分に4-2-3-1の2列目右と、サイドバックではなく攻撃的なポジションで出場。新天地デビューを飾ると3分後、ペナルティーエリア内右から倒れ込みながら右足でグラウンダークロスを出すと、戻りながら対応した相手DFの足に当たり、ゴールに吸い込まれた。しかし、2-2の後半45分に自身のボールロストから決勝点を献上してしまった。

 右膝の手術などで15年3月以降は、昨年12月の欧州リーグで1試合途中出場したのみ。久しぶりの出場にも、同点での出番に「難しい状況で(出番が)くるんだよね。まあ、出れてよかったです」と話した。

(鈴木智貴通信員)