ケルンの日本代表FW大迫勇也(27)は、アウェーのハノーバー戦に先発したものの、無得点で後半31分に退いた。

 大迫は守備に負われる場面が多く、前半はほとんどボールに触れる場面がなかった。後半に入るとボールが来る頻度も少し増えた。絶好機は後半18分、左サイドからのグラウンダーの折り返しをゴール前で左足で合わせたが、GKにブロックされてしまった。

 試合後の一問一答は次の通り。(中野吉之伴通信員)

     ◇   ◇

-勝ち点1を狙ってという戦い方ですか?

 「見ててそうだったんじゃないですか。勝ち点1。後ろでの落ち着きがなかなかできないので、ボール回しとかも難しい」

-自分のプレーもかなり守備的に?

 「最初2トップで入ったんですけど、2トップじゃダメだってキャプテンと話をして。すぐに1トップとトップ下みたいな感じになりました」

-ダメというのはどういったところですか?

 「中盤ががっつり開いちゃうから、あそこはしっかりと俺が走ればいいからという話はしましたけど」

-そこは難しい感じだった?

「いや、難しかったですよ。すごいやりづらかったです。ボール持ってもサイド人数少ないんで。なかなか出すところがなかったですね。だから前たて一本か、落とすしかなかった。サイドの選択肢がなかったので、難しかったですね」

-ハノーバーもサイドからうまく攻めてくるチームで気が抜けない感じだったと思いますが

「まあアウェーだったし、勝ち点1取れたのがすごく良かったんじゃないですか、今日は本当に。ただ決めるべきところで決められなかったので、はい」

-グラウンドも悪かったというのも?

 「まあゴール前すごく悪かったんで、しっかりと当てにいった結果ああなっちゃったんで。まあ右足で打っても良かったかなと思いますけど、はい」

-チームとしてもあそこが最大のチャンスでしたが

 「そうっすね、しっかりと決めないといけないですね」

-交代っていうのは失点0で抑えようということですか?

 「セットプレーでマンツーマンについていきましたね、代わって入った選手。そういう狙いもあったと思います」