MF香川真司が所属するドルトムントはホームでバイエルン・ミュンヘンとの首位攻防戦に1-3で敗れた。

 前半17分にFWロッベンに左足で決められて先制を許し、同38分にはFWレバンドフスキに右クロスを右足ヒールで押し込まれて2点目を奪われた。さらに後半22分にはDFアラバのクロスがそのままゴールに飛び込んで3点差とされ、同44分にDFバルトラが右足ミドルシュートを決めたが反撃が遅すぎた。

 香川は公式戦2試合連続で先発し、後半23分に退いた。前半30分には相手ボールを奪ってショートカウンターを演出し、ヤルモレンコの決定機に結びつけ、同32分にはカウンターから相手DFの股を抜く左足シュートを放ったが惜しくもポスト右に外れた。

 香川は「中2日で別にそんな疲労度はなかった。あとはやるだけだったと思います」と欧州CLのAPOEL戦から連続となった先発も不安はなかったが、試合は完敗。「出られたことを喜ぶことはないですし。やはり勝ってなんぼですし、こういう戦いの中で。このチャンスを生かしたかったので、そういう意味ではすごく残念」と悔しがった。前半の惜しいシュートに関しては「数センチのズレだと思います。感覚的には悪くなかった」と納得した。

 代表ウイークはクラブで過ごすことになるが「しっかりと自分のやることをまた整理して切りかえて、逆にこういう時というのは、次、早く試合をしたいものなので。逆にそれがないっていうのは、もどかしさがありますけど、これは受け入れなくちゃいけない事実。代表もそうですし、クラブにおいても、このバイエルン相手に負けたっていうね、やっぱりその悔しさは残っているし、それをしっかりと次に繋げられるように受け入れるしかないですね、悔しいですけど。次へ向けて頑張ります」と前を向いた。

 2連敗のドルトムントはリーグ戦ここ4試合白星がなく、6勝2分け3敗の勝ち点20のままで、ハノーバーを2-1で下したライプチヒに抜かれて3位に転落した。リーグ戦4連勝のBミュンヘンは8勝2分け1敗の勝ち点26で首位を守った。2位ライプチヒとは4差。