日本代表FW大迫勇也(27=ケルン)が21日、ブンデスリーガの中断期間を利用して千葉・成田空港に帰国した。肺炎を発症していたことが12日にクラブのルーテンベック監督から公表され、ドイツ紙では来年1月中旬まで離脱すると伝えられていた。しかし、マスクをすることなく通常の声で「大ごとになっちゃいましたが、医者がビビらせるために最悪の場合は1月中旬まで、と発表したんです」と笑顔。「1月2日の始動には合わせられると思いますし、日本で毎日ランニングしたい」と話した。

 11月の日本代表の欧州遠征後、せきが出て止まらなくなったという。薬をのみながら、ドイツ1部で最下位に沈むチームのため試合に強行出場していたが、39・5度の熱が出て病院へ。「熱は1日で下がった」というものの、医師から肺炎と診断されたという。点滴を打ち、体重も落ちた。「2歳のころ以来」という肺炎で長期離脱しているが「もう走っても大丈夫です。日本で毎日ランニングしますし、いいタイミングで休みに入ったので、しっかりコンディションを戻せれば」と話した。

 来年のW杯ではコロンビア、セネガル、ポーランドと1次リーグで同組に。「どこも厳しい相手ですし、1戦1戦ですよ、そこは本当に。初戦が大事になると思います。ただ、W杯、W杯と言っていても成長につながらないので、まずはクラブで踏ん張ってドイツで自信をつけないと。例年より苦労した1年なので、ここでリセットして、まらいい結果を出せるようにするだけです」と意気込んだ。