MF乾貴士(29)が所属するエイバルはレガネスに1-0で勝利した。

 後半39分に相手DFが退場して数的優位に立ち、同ロスタイム、右CKにDFラミスが頭を合わせ、土壇場で決勝点を奪った。

 乾は左サイドで先発。後半にシュート3本を放ったがゴールは奪えず、0-0の後半40分に退いた。

 引き分け寸前に勝利を手にし、乾は「最後まで諦めなかったってのが(勝利に)繋がったと思う。皆最後までしっかりと走りきっていたし、良かったなと思う。(ロッカールームでは)大騒ぎでしたよ」と喜んだ。自身は得点はならず「1本は決めたかった。ルベン(・ペーニャ)にも『そこの意識だけがちょっと足りない』とさっきシャワーで言われた。その通りだと思うし、その意識をもう1回取り戻して(高められるように)考えながらやっていきたい」と気合を入れた。次戦の相手はバルセロナ。「強い相手であることは変わらない。すごく難しい試合になると思うし、逆に相手は僕らぐらいの相手なら簡単だと思っていると思う。その思いを少しでも『あれっ』て思わせたいなと思う。それが出来れば、勝ちに繋がる試合ができるんじゃないかなと思うし、ちょっといつもと違うなって思わせることが大事になってくる」と、番狂わせを狙っている。

 2連勝のエイバルは10勝5分け8敗の勝ち点35で、暫定で欧州リーグ圏の6位。(山本孔一通信員)