開幕し、リーグAの1組ではワールドカップ(W杯)王者のフランスがアウェーでドイツと0-0で引き分けた。
フランスはドイツの攻撃をはね返し、FWエムバペ(パリサンジェルマン)らが速攻で得点機をうかがったが、ゴールは奪えなかった。
フランスのデシャン監督は「(W杯優勝の)メンタリティはまだあるよ。W杯の選手がみんな残っている。今日の試合には本当にエネルギーを投資してくれた。いくつかの場面でもっといいプレーをすべきところはあったが、今の段階ですべてが整っているわけではない。コンディションの問題もある。ドイツは非常に慎重で、インテリジェンスのあるプレーをみせた。どちらもいい時間帯があった。ドイツでのプレーだったということを考えるといい結果だと思う」とコメントした。
ドイツのレーウ監督は「ロシアW杯での失望から、全く違う顔を見せる必要があった。ゲームをコントロールできたし、フランスのカウンターを分断し、相手の強みを押さえた。選手はみんなが限界まで戦った。世界王者を相手に後半いいチャンスもつくれた。GKの好セーブもあった。満足のいく出来」と話した。
リーグBの1組ではウクライナがアウェーでチェコに2-1で逆転勝ちした。1-1の後半ロスタイムにMFジンチェンコ(マンチェスター・シティー)が決勝ゴールを決めた。ウェールズはホームでアイルランドに4-1で快勝した。FWベール(レアル・マドリード)らが得点を挙げた。
リーグCの3組ではベラルーシがアウェーでスロベニアを2-1で下し、ノルウェーはホームでキプロスを2-0で破った。
リーグDは1組のジョージアがアウェーでカザフスタンを2-0で下し、ラトビアはホームでアンドラと0-0。4組はアルメリアがホームでリヒテンシュタインを2-1で下し、マケドニアがアウェーでジブラルタルを2-0で破った。
大会はレベルごとにA-Dまで4リーグを実施。強豪がそろうリーグAはフランス、ドイツのほかW杯準優勝のクロアチアなどの12チームが1~4組に分かれ、ホームアンドアウェー方式で争う。各組1位が進む準決勝と、決勝は来年6月に行われる。