日本代表MF原口とFW浅野が所属するハノーバーのトレーニング中に、激しい接触プレーで負傷したDFマティアス・オスチョレク(28)が救急車で運ばれた。1日付の独紙ビルトが報じた。

練習中にオスチョレクは、飛び出してきたGKエッサーの膝があばらに入り、倒れ込んだ。フィジカルコーチすぐに応急措置。ピッチサイドに救急車が来て、すぐに病院へ搬送された。最初の診断結果は「肋骨(ろっこつ)の4カ所が骨折」というショッキングな結果。この後に内臓系の診察が行われるという。

近くにいたチームメートはショックを受けて立ちすくんでいたという。倒れ込んだオスチョレクの写真を取ろうとするカメラマンにドル監督は「もうやめてくれ。十分だ」と猛抗議。「ショッキングな瞬間だ。トレーニングの最後のアクションだった。ロングボールに対してミチャ(エッサー)はボールにだけ集中していた。『レオ!(俺が行くの意)』と叫び、上を見ていた。マッツェ(オスチョレク)はよけようとしたが、あばらに直撃してしまった。いやな感じだった。大きな痛みを訴えていた」と振り返っていた。

チームマネジャーのホルヘルトは「最初の診断は複数箇所の肋骨の骨折。これからさらに詳細な診断結果が出てくるだろう。内臓器官の様子についてはまだわからない」と話していた。