日本代表MF原口元気とFW浅野拓磨が所属するハノーバーのトーマス・ドル監督(52)は、シュツットガルト戦の大敗により激怒したと、3日付の独紙ビルトが報じた。

2部に自動降格する17位のハノーバーは、2部との入れ替え戦を戦う16位シュツットガルトとの大一番で1-5と大敗した。原口がアシストを記録した試合で勝てば16位に浮上できる試合だったが、試合開始からまったく抵抗することができないまま失点を重ねていった。

あまりのふがいなさにドル監督は「恥ずかしい!」「全員恥ずかしがるべきだ!」「選手にどれだけがっかりしたことか!信じられないほどだ!」「臆病者のサッカー!」と感情を爆発させた。気持ちは収まらず「長い間この世界で生きているが、こんなプレーぶりを目にしたのは初めてだ!」「こんなサッカーではブンデスリーガに残れる可能性なんて0%だ!」と、怒りが止まらなかった。

ビルト紙もハノーバーのプレーぶりを「11人の若者がサッカーのユニホームを着ていた。だが、そのハノーバーのユニホームはカーニバルの仮装用ではない」と、戦う姿すら見せられなかったチームを皮肉り「降格おめでとう!順当な結果だ」と痛烈に批判した。【中野吉之伴通信員】