サウサンプトンDF吉田麻也(30)が、英国での永住権を取得したと9日付英紙サン(電子版)が報じた。

吉田は12年からサウサンプトンに在籍している、アジア杯から戻った直後に永住権を取得。「これで公式にイングランド人だ。永住権を取得したからね。6年間待つことになったけど、試験にも受かった。スピーキングやリスニングを含む『ライフインザUK』は、僕が過去に受けたテストの中で最悪だったよ。25%は英国人だと感じる」とインタビューに答えた。

また、サウサンプトンでのポジション争いに関しては「いつもタフな競争があった。これまでポジション争いをしてきたチームメートを見ると、トットナムのトビー(アルデルワイレルト)、リバプールのロブレン、ファンダイクに関しては説明もいらないだろう。ジョゼ・フォンテは、欧州選手権優勝チームのメンバーだ。環境が僕を強くしてくれたし、試合のプレーも向上させた。でも何試合かを戦い、何試合かをベンチと安定しない状態は難しい。それに代表戦に行って戻ってくるとポジションが奪われている。マジかよ、また一からやり直しかよ、って思うこともある」と続けた。

吉田は日本人選手としてプレミアリーグで最多出場記録を誇るほか、すでに英語もマスターしており、ピッチ上でも自信を持っている。(A・アウグスティニャク通信員)