クレジットカード会社のマスターカードは6日、広告として起用していたフランス1部パリサンジェルマンに所属するブラジル代表FWネイマール(27)の起用を取りやめたことを発表した。

性的暴行の容疑をかけられているネイマールに対してマスターカードは「問題が解決するまで、一時的に広告を取りやめる」と発表した。選手本人は容疑を否定しているものの、容疑の結果が出ていない状況では起用できないことを明かした。

さらにネイマールとスポンサー契約しているナイキ社も、性的暴行の結果を懸念していることを強調し、同選手を起用している飲料メーカーのレッドブルも今後の動向を注視しているという。結果いかんでは、ネイマールからスポンサーが相次いで撤退する可能性もある。

ネイマールは5日のカタール戦で右足首の靱帯(じんたい)断裂で、14日から開催される母国開催での南米選手権(コパ・アメリカ)を辞退している。(エリーザ大塚通信員)