ロシア1部CSKAモスクワFW西村拓真(22)が14日、ロシアでの新シーズンに向け成田空港から出国した。

チームは15日から始動。約2週間の短い帰国期間だったが「休んだりトレーニングをしたり。体幹、パワー系のいいトレーニングができました」と振り返った。

昨夏、ベガルタ仙台からCSKAモスクワに移籍した。リーグ戦で12試合2得点。欧州チャンピオンズリーグにも出場した。来季はリーグ戦と欧州リーグを戦うが「ゴール付近で勝負する部分をもっとあげていけば、相手に脅威を与えられると思う。今季は出場時間が少なかった。来季は出場時間を増やして成長したいという思いが強いです」と意欲を見せた。

仙台在籍時に比べ、体もたくましくなった。試合でフィジカル、スピード、技術にたけた選手たちを相手にし「体の当て方、ボールの置き所と、考えてプレーすることが多くなりました。より考えないと勝てない。僕は、野性的なので(笑い)、勢いでプレーしてしまうタイプですが、それに加えて、より考えなくてはいけない」と課題を掲げている。日本代表については「そこは目指しています」とキッパリ。ワールドカップ(W杯)カタール大会を目指す22歳は、空港で「帰国時の最後の和食」としてすしを食べ納め、戦いの場へと旅立っていった。