欧州チャンピオンズリーグ王者のリバプールが2-2からのPK戦を5-4で制し、欧州リーグ覇者のチェルシーを下して4度目の優勝を飾った。守護神アリソンの負傷で先発フル出場したアドリアンがスーパーセーブを見せた。

史上初のイングランド対決となった一戦はチェルシーが先制に成功した。前半36分、新加入のMFプリシッチのスルーパスをペナルティーエリア左へ走り込んだFWジルーが左足で合わせてゴールネットを揺らした。しかし、リバプールは後半3分、FWマネがこぼれ球を左足で押し込んで同点に追いついた。

試合は90分を終えて1-1とスコアは動かず延長戦に突入。延長前半5分にリバプールが左サイドでボールを奪ったカウンターから、FWフィルミノの折り返しをマネが流し込んで右足で勝ち越した。だがその6分後にGKアドリアンが相手FWアブラハムを倒してPKを献上。これをMFフィーリョが決めて試合は再び振り出しに戻り、2-2でPK戦へともつれ込んだ。

PK戦では先攻のリバプールが5人全員成功。チェルシーが4人成功して迎えた5番手のアブラハムの中央へのキックを、アドリアンが右へ飛びながらも残った右足ではじき出すビッグセーブを見せてリバプールが勝利を手にした。