バルセロナの医療部門が、負傷中のFWメッシ(32)について、14日に行われる1部リーグ第4節バレンシア戦への出場の可能性を切り捨てた、とスペイン紙アスが12日に報じている。

メッシは6週間前の8月5日、バカンス後に参加したチーム最初の練習で右足ヒラメ筋を負傷した。その後リハビリを継続しているものの、けがの回復が予想よりも遅いものになっている。メッシが負傷するのはバルセロナデビュー後、2006年2月の最初のけがから数え、今回が22回目。まだ今シーズンは1度もチームメートと一緒に練習を行っていない。

メッシは現在、17日にアウェーで迎える欧州チャンピオンズリーグ開幕のドルトムント戦での戦列復帰を目標に掲げている。しかし、クラブ内ではけが再発のリスクを恐れ、出場を保証するものは誰もいないため、メッシが来週、ドイツのピッチを走り回る姿を見られるかどうかは現時点では分からないという。(高橋智行通信員)