MF香川真司(30)が所属するサラゴサは、27日にアウェーで行われた2部リーグ第13節スポルティング・ヒホン戦で0-4の惨敗を喫し、3連敗となっている。スペイン紙アスは30日、サラゴサが秋になると毎年調子を落としていると報じている。

同紙によるとサラゴサは13-14シーズンに2部へと降格してからの7シーズン、毎年同じようにこの時期にパフォーマンスが悪くなっているとのことだ。

サラゴサはリーグ戦開幕からの5試合、4勝1分けという上々のスタートを切った。しかしその後の8試合の成績は1勝3分け4敗となっており、勝ち点24中勝ち点6しか獲得できていない。

この期間にサラゴサよりも悪い成績のクラブは、一度も勝利のない日本代表MF柴崎岳がプレーする最下位のデポルティボ(5分け3敗)だけとなっている。

サラゴサが調子を崩し始めたのは、9月21日にホームで行われた第7節ルーゴ戦に引き分けてからである。それ以降、勝ち星はヌマンシア戦のみ。そしてついにスポルティング・ヒホン戦の敗北後、順位を7位まで落とし、今シーズン初めて1部リーグ昇格のプレーオフ圏内から外れている。

また、チームの成績不振にはエースのルイス・スアレスの得点力低下も大きく影響しているだろう。開幕から8試合で7ゴールを決めた後、ここ5試合連続無得点に終わっている。

サラゴサは11月3日に行われる次節、ホームに10位のラス・パルマスを迎える。悪い流れを断ち切るためにもどうしてもホームサポーターの前で勝利が必要となるだろう。(高橋智行通信員)