【リオデジャネイロ8日=エリーザ大塚通信員】ブラジル1部の古豪ボタフォゴに加入するMF本田圭佑(33)が8日、入団会見に臨んだ。

クラブの黒いポロシャツを着て登場。用意された会場にクラブ幹部とともに着席し「ようこそホンダ」「日本サッカーの歴史上、最も優れた選手」などと紹介された。

会見では、注目されるデビューの時期について、まずチームに合流してからとした上で「イメージは2週間、3週間後」と話した。

ポジション、役割については「このチームでは、中盤でゲームを組み立てることが役割になるかなと思います。中盤でゲームを支配するためにプレーしたい」と答えた。

日本とブラジルのサッカーをつないだレジェンド、ジーコについての質問も。ジーコが評価していたと言われると「ジーコには感謝していますし、ガッカリされないように、気合入れて頑張らないといけない」とし、ジーコのフラメンゴとのプライドを懸けた一戦に向けても意気込んだ。

ボタフォゴの成績が他のリオのライバルと比較してパッとしないことについて、聞かれると「もし今、この数年、ボタフォゴがいいシーズンを過ごせていないのなら、僕個人にとっても、ボタフォゴにとってもチャンス。すごくポジティブなこと。頑張ることができれば、みんなであがっていくことができる、いいポジションにいると思う。みんなと一緒に上にあがっていけるように、ベストを尽くしたい。僕が経験したことを全部、ここのクラブに置いていきたい」と話した。これには、報道陣から大きな拍手が起きた。

背番号4を選んだ理由については「ずっと自分が日本代表で長くつけて愛着がある4番。一番気に入っている番号」と説明した。