新型コロナウイルスの影響を受けてリーグ戦が中断されている中、来季に向けて日本代表MF久保建英(18)を含む、マジョルカに所属する多くの選手の将来が不透明であると、マジョルカの地元紙ウルティマ・オラ電子版が6日に報じている。

マジョルカには6月30日以降に進路変更を余儀なくされる可能性のある選手が合計21人いるが、現時点で来季の所属先が明確に決まっている選手は1人もいない。

第1グループはマジョルカとの契約が6月30日で切れる2人。シスコ・カンポスとペドラサはともに今季で契約切れとなるが、契約延長していないため現時点では退団濃厚となっている。

第2グループは期限付き移籍の契約が切れる選手たち。久保(レアル・マドリード)、アグベニェヌ(スポルティング)、ポソ(セビリア)、ファブリシオ(フラム)、クトリス(オリンピアコス)、クチョ・エルナンデス(ワトフォード)の6人。現時点では全員が7月に入ると所属クラブに戻る必要がある。

第3グループはスペイン2部または3部リーグのクラブに期限付き移籍で出している選手たち。バルカルセとルッソ(ともにポンフェラディナ)、カルロス・カストロ(ルーゴ)、ブエナカサ(マラガ)、アレグリアとアレックス・ロペス(ともにエストレマドゥラ)、アントニオ・サンチェス(ミランデス)、ストイチコフ(アルコルコン)、エンゾ(ラシン)、ズラタノヴィッチ(ヌマンシア)、ガラレタ(ラスパルマス)、ピエール(イビサ)、モジタ(ラヨ・マハダオンダ)の13人となっている。

計21人は6月30日でクラブを去ることになる。一方で、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中断中。再開した場合は契約期限を過ぎた7月以降までリーグ戦が行われる可能性もある。現状の契約では7月以降の試合にマジョルカの選手としてプレーすることはできない。だが、非常事態の中でラ・リーガ(スペインリーグ)がどのような決断を下すのか、その動向が注目される。

(高橋智行通信員)