かつてレアル・マドリードでプレーした元ブラジル代表FWで現バリャドリード会長のロナウド(43)が、元イタリア代表FWデルピエロと、バロンドールを獲得するに相応しかった選手たちについて話した模様をスペイン紙マルカ電子版が10日に伝えている。

ロナウドは97年と02年の2回バロンドールを受賞している。受賞者を1人に絞ることは「簡単ではない」という見解を示しつつ、「デルピエロ、トッティ、マルディーニ、ラウル…そして投票で2回私の後ろにいたロベルト・カルロスも受賞するに値すると思う」と話した。

ロナウドが挙げた5選手はみな、当時世界トップクラスだったものの最後までバロンドールを受賞できずに引退した。マルディーニは94年と03年に3位、ラウルは01年に2位、ロベルト・カルロスは02年にロナウドに次ぎ2位だった。一方、デルピエロとトッティは最終候補の3名に入ったことがない。

マルカ紙が公式サイトで「ロナウドが挙げた5選手の誰にバロンドールを贈りたいか」というアンケートを実施したところ7万500票が集まり、ラウルが52%、マルディーニが16%、デル・ピエロが14%、トッティとロベルト・カルロスが各9%という結果だった。(高橋智行通信員)