イングランド・プレミアリーグのアーセナルに所属するボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツ(26)の妻が禁止武器所持で警察に拘束されたと22日、英紙サンが報じた。

ドイツ・フランクフルトから英国に航空機で移動した際、ベラ夫人(27)が同国で禁止されるスタンガンを所持していたことが発覚し、到着した空港で拘束。同夫人は泣きながら護身用のために購入し、持ち込む許可を求めたという。

コラシナツは昨年11月、同僚のMFメスト・エジル(31)と一緒に車にいたところ、ヘルメットをかぶってナイフを持っていた強盗2人に襲われた。コラシナツの素手による応戦で、撃退していたものの、ベラ夫人は治安への懸念からドイツでスタンガンを購入。コラシナツの広報担当は「ベラ夫人はフライトオペレーターに輸入可能かどうかのメールを送信したものの、デバイスが違法であるという連絡を受けた時、すでにスマホの電源を切り、機上の人だった」と行き違いを強調。航空会社を通じ、税関職員にスタンガン所持の通達が出ていたものの、ベラ夫人は税関申告しなかったことが原因だったと弁解した。

またアーセナル関係者は「これは私的な問題であり、コメントしません」としている。