英リバプールのジョー・アンダーソン市長が今月21日に控えるイングランド・プレミアリーグのダービーマッチ、エバートン-リバプール戦の通常開催を承認したと8日、英スカイスポーツが報じた。

同試合は両クラブの今季再開マッチで、プレミアリーグ2位のマンチェスター・シティーが17日のアーセナル戦に負けた場合、首位リバプールがエバートンを下せば30年ぶりの優勝が決まる1戦。同市長は試合会場のグディソンパークや、リバプールの本拠地アンフィールドの周辺にリバプールサポーターが集結するのではないかという懸念から通常開催に反対していた。

リーグ側も警備上の問題からマンチェスターなど中立地での開催も視野に入れていたものの、8日のリバプール市議会の安全諮問グループ会合では、地元警察からグディソンパークでの開催に異論がないとの報告が出たという。アンダーソン市長は「今は4週間前よりも良い状態にある。ファンと話をする機会があり、スタジアム近くに人が集まらないようにと伝えることもできた」と認める方針を示した。

これでFW南野拓実(25)が在籍するリバプールはアウェーながらも、ホームタウンで30年ぶりのリーグ制覇を成し遂げられる好機を得られることになる。