日本代表MF久保建英(19)が11日、新天地のスペイン1部ビリャレアルの入団会見に臨んだ。

前日10日、クラブが所属元のレアル・マドリードとそろって1年間の期限付き移籍を発表した。久保はジーンズと黒のポロシャツ、チームカラーの黄色のマスクを着けて登場した。会見場にはマジョルカでの得点シーンの映像が流れるなど、歓迎ムードが漂った。

クラブの公式ツイッターでは日本語で「いいシーズンになるように頑張ります」などと、決定後の第一声となる意気込みを語った。公式サイトでは「ボールの扱いが素晴らしく、敵を回避する並外れた能力は際だっている」と紹介。ツイッターでは黒いTシャツにマスク姿の久保がお辞儀する写真とともに日本語で「宜しくおねがいします!」とつづった投稿がされるなど大きな期待感が漂っている。昨季はリーグ5位に入るなど、常に上位争いをするチーム。新たな攻撃の核として、昨季の4ゴール4アシストを上回るエース級の活躍が期待される。欧州リーグ(EL)の出場権も獲得しており、マジョルカからのステップアップとして絶好の場となる。

 

◆ビリャレアル 1923年創立。本拠地はバレンシア州ビリャレアル、ホームスタジアムはエル・マドリガル(2万4890人収容)。98年に初めて1部に所属、過去最高順位は2位。ビリャレアルはスペイン語で「王の町」という意味で、クラブのエンブレムに王冠のデザインが入っている。クラブカラーは黄。愛称は「イエローサブマリン」。