パリ・サンジェルマン(フランス)は18日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝でライプチヒ(ドイツ)を破り、クラブ史上初の決勝に進出した。

ナセル・アルケライフィ氏が会長就任してから9年目。スペイン紙アスは20日、クラブが初の決勝進出まで約1600億円を投資したと伝えている。

ナセル・アルケライフィ氏が代表を務めるカタール国の投資会社カタール・スポーツ・インベストメントがパリ・サンジェルマンのオーナーになったのは2011年。このことがフランスリーグの移籍市場に「革命」をもたらし、パリ・サンジェルマンはそれ以降、パストレ、チアゴシウバ、イブラヒモビッチ、カバーニ、ダビドルイス、ディマリア、ネイマール、エムバペなど、次々とスター選手と契約を結んでいった。

実際、47選手を獲得するのに12億5550万ユーロ(約1569億3750万円)もの膨大な資金を費やし、9年目にして初めて欧州CLの決勝までたどり着くことに成功した。

この9年間で獲得した47選手の中、移籍金トップは2017-18シーズンにバルセロナから入団したネイマールで2億2200万ユーロ(約277億5000万円)。

次いで2017-18シーズン(初年度は期限付き移籍)入団のエムバペが1億4500万ユーロ(約181億2500万円)。2013-14シーズン入団のカバーニが6450万ユーロ(約80億6250万円)、2015-16シーズン入団のディマリアが6300万ユーロ(約78億7500万円)、2014-15シーズン入団のダビドルイスが4950万ユーロ(約61億8750万円)で続く。

パリ・サンジェルマンはこの後、23日にリスボン(ポルトガル)で開催される欧州CL決勝でバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)と対戦し、初優勝を目指すことになる。

(高橋智行通信員)