フランス1部パリ・サンジェルマン(SG)のFWネイマール(28)が最大で7試合出場停止の処分を受ける可能性があると14日、フランスメディアのRMCスポーツが報じた。

ネイマールは13日のマルセイユとのリーグ戦で口論で乱闘となって相手DFアルバロの後頭部をたたき、退場処分を受けていた。同メディアによると、リーグ機構の懲戒委員会から4~7試合の出場停止処分を科される可能性があるとした。

またパリSGは、ネイマールが退場処分でピッチから離れる際、アルバロから人種差別発言を受けたとしたことを受けて14日に声明を発表。リーグ機構に調査を要請したとし「相手クラブから人種差別的な虐待を受けたと報告したネイマールを強く支持している。クラブは、社会、サッカー、または私たちの生活の中に人種差別の場所がないことを再び表明し、世界中のあらゆる形の人種差別に反対する声明をするようにみんなに呼びかけている。リーグ懲戒委員会が事実を調査および確認することを楽しみにしている」などとコメントした。

試合では後半ロスタイムにネイマールがアルバロを倒したところから口論、乱闘へと発展し、両チーム合わせて5人が退場処分となった。試合後、ネイマールはSNSを通じ「人種差別は存在するが、我々はそれを止めなければならない。自分はクリーンなサッカーを貫くべきで、罰は受け入れる。しかし(差別発言した)相手も罰せられることを望む」などとつづっていた。