パリ・サンジェルマンに来夏退団の意向を告げた可能性があると伝えられているフランス代表FWキリアン・エムバペ(21)について、状況次第でレアル・マドリードが来夏、市場価値を大幅に下回る金額で獲得できる可能性があると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が23日に報じている。

同紙はフランス紙レキップの情報をもとに、もしエムバペが2022年6月30日で切れる契約を延長しない場合、Rマドリードの支払う移籍金が1億ユーロ(約125億円)程度になる可能性があると伝えた。

なぜならパリ・サンジェルマンは契約を延長できず、来夏売却しなかった場合、2022年夏に世界で最も市場価値の高い選手を無料で放出するというリスクを背負うことになる。そのため相場よりも安い金額で手放すことになると予想されているのである。

ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によると、エムバペの現在の市場価値は1億8000万ユーロ(約225億円)で世界一。これにマンチェスター・シティーのイングランド代表FWラヒーム・スターリングとパリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールがそれぞれ1億2800万ユーロ(約160億円)で続いている。(高橋智行通信員)