日本代表に選出されたリバプールFW南野拓実(25)が先発フル出場も無得点に終わり、チームも4回戦敗退となった。

南野はFWサラー、FWジョタとの3トップの中央でプレー。前半終了間際、南野はポルトガル代表FWジョタのヘディングシュートが相手GKレノにはじかれたボールを逃さず、走り込みながら強烈な左ボレーシュートを放ったが、惜しくもバー直撃でゴールにならなかった。

試合はシュート数はアーセナルの6本に対し、リバプールは16本。ボール支配率も上回っていたが、0-0のまま決着がつかず、PK戦に突入。南野は3番目のキッカーとして確実に決めたが、チームは2人が外して負けた。ユルゲン・クロップ監督(53)は「90分間以内に勝者がいるとしたら、それは我々だったはず。PK戦は難しいことは分かっていた」と振り返った。リバプールが本拠地アンフィールドで無得点だったのは19年2月のバイエルン・ミュンヘンとの欧州チャンピオンズリーグ以来となる。

3日間で2度目となる同一カードだった。28日のリーグ戦は3-1で勝利していたが、メンバー変更されたリーグ杯では敗れた。8月29日のコミュニティーシールドでのアーセナル戦では、南野が移籍後、公式戦初ゴールを決めながらもPK戦で負けていた。