国際親善試合が新型コロナウイルスのパンデミックに大きな問題をもたらす可能性があると、国際プロサッカー選手会(FIFPro)のホフマン事務局長が警鐘を鳴らしている。

英BBCが15日に報じたもので、同氏は各国協会が商業的理由から試合を行っていることを指摘。「スポーツと健康の観点から、感染拡大のリスクがあるのに試合を優先することは理解に苦しむ」と話し、選手の健康を最優先に考えるべきだと主張している。

新型コロナを巡っては、欧州ネーションズリーグ開催中の13日、ユベントスのポルトガル代表FWロナウドの陽性が判明。ロナウドは14日のスウェーデン戦を前に代表チームを離脱したが、11日のフランス戦には出場していた。

また日本代表が9日に親善試合を行ったカメルーン代表からは、試合前のPCR検査で2選手の陽性反応が確認されていた。