ブラジルの古豪、ボタフォゴMF本田圭佑(34)が退団する可能性が高いことが29日、分かった。すでに、クラブに退団を申し入れたと28日に同国複数メディアが伝えている。契約はブラジル全国選手権が終了する来年2月まであるが、これを両者合意の上、打ち切る方向で最終調整中。経営難でゴタゴタ続きのボタフォゴは近日中に新会長が就任する。それを待って、早ければ年明け早々に退団が発表される。

本田は19日のアウェー、コリチーバ戦の後半に左足を痛め交代。そのけがで、戦列を離れている。このままプレーせずブラジルでの挑戦を終える可能性が出てきた。降格争いするチームで、しばらくはけがで出場が難しいことなどが、今回の申し出の理由とみられる。クラブも理解を示しているようだ。

もともと、契約は1年延期前の東京オリンピック(五輪)までだったがコロナ禍で延長されていた。年齢制限外のオーバーエージ(OA)枠での出場と金メダル獲得を狙う東京五輪に向け、欧州復帰を目指すことになりそう。Jリーグ復帰の可能性はない。