バイエルン・ミュンヘンが、スペイン2部アルメリアのナイジェリア人FWウマル・サディク(24)獲得に興味を持っていると、スペイン紙アス電子版が7日に報じた。

サディクは今季スペイン2部で15点を決めて得点ランキング3位につけ、欧州のさまざまなクラブから注目を浴びている。正式オファーはまだだが、Bミュンヘンが狙っている他、昨夏獲得に動いていたセビリアなどが移籍先候補に挙がっている。

サディクの契約は25年まで。シーズン終了後にオファーが届いた場合、アルメリアは交渉に応じるつもりがある。契約解除金は6000万ユーロ(78億円)に設定されているが、1部昇格を果たした場合、8000万ユーロ(約104億円)に値上げされる条項が含まれている。

ただ欧州各クラブは新型コロナウイルスの影響を財政面で大きく受けており、アルメリアもそれを考慮。3000万ユーロ(約39億円)のオファーが届いた場合、前向きに検討する見通しだ。

サディクは今季、日本代表FW浅野拓磨も所属するセルビア1部パルチザンから500万ユーロ(約6億5000万円)でアルメリアに入団した。スペイン2部で29試合(先発25試合)に出場し15得点4アシスト。勝ち点60で3位につけ、1部自動昇格圏内の2位エスパニョールと勝ち点5差で奮闘するアルメリアの攻撃の中心となっている。

またサディクはU-23ナイジェリア代表の一員として16年リオデジャネイロ五輪に参加。初戦の日本戦で先制ゴールを決めるなど、銅メダルを獲得したチームをけん引した。