欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦で、昨季王者バイエルン・ミュンヘンはホームでパリ・サンジェルマンに2-3で敗れた。フリック監督はここまで欧州CL16戦無敗(15勝1敗)だったが、初黒星を喫した。

試合を支配し、相手の5倍以上の31本のシュートを放ちながらの敗戦。同監督は「残念だ。相手は効率的にプレーし、少ないチャンスで3得点。我々は試合を支配し、31本のシュートを打ったが、決定力不足だった。効率が悪かった」と悔しげだ。

一時は同点となるゴールを奪ったミュラーも「失点については、語る必要はない。5-3または6-3で勝っていたら、誰も文句は言わないはずだ。どういうわけか、今日は(攻撃面で)自分で自分の首を絞めるようなことになってしまった」と振り返った。

ただ、好機をつくり続けた自負はあり、「同じようにチャンスをつくり、それを生かせれば準決勝に進出できるはず」とも。

フリック監督も「今日も90分間戦い続け、何も諦めはしなかった。第2戦でこの結果を覆すべく、全力で臨む。勝ち残りたい気持ちは変わらない」と不屈の精神を強調していた。