バルセロナのロナルド・クーマン監督(58)がアウェーで行われるスペインリーグ第32節ビリャレアル戦を翌日に控えた24日、記者会見に出席し、来季の去就について語った。

クーマン監督はその際、来季続投に向けた信頼をクラブ首脳陣から得られているか問われ、「何度も話してきたように、会長はいつも私にサポートや信頼を示してくれている。反対のことが起こるまで私は同じことを言い続けるだろう。そのため私は自分を来季もバルセロナの監督だと思っている。さらに契約も残っているしね。もしそうでなければ、話し合いを行わなければならないだろう」と、来季もバルセロナを率いる可能性が高いことを強調した。

現在、バルセロナは欧州スーパーリーグ創設プロジェクトから撤退していないことで、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長から脅迫を受けている。それによりメッシが今夏の退団を考える可能性があるかについて問われ、クーマン監督は「それで大きく変わることはないはずだ。先日、我々はスーパーリーグについては十分話したので、その話はもう放っておこう。今はその瞬間ではないからね。UEFAの制裁や脅迫について話すよりも、重要なことがもっとたくさんある」と、UEFAの件を気にするのではなく、スポーツ面に集中する重要性を訴えた。

欧州リーグ準決勝に進出し、スペインリーグで7位につけ、レアル・ソシエダードとベティスとともに来季の欧州リーグ出場権獲得争いをしているビリャレアルとの一戦が、今季最も難しいアウェーゲームになるかについては「そうは思わない。すべての試合に困難があるし、それは我々次第だ。もし我々がエネルギーを持って取り組み続ければ、勝つことができる。ビリャレアル戦が他よりも難しいアウェーゲームということはない。すべてのチームにとって多くの困難があるし、すべてのチームが何らかのために戦っている。ビリャレアルは素晴らしいサッカーをやっており、高いクオリティーを備えている。面白いゲームになるだろう」と否定した。

(高橋智行通信員)