ウェストハムのデービッド・モイズ監督(58)が、自軍DFバルブエナが後半36分に一発退場となった判定について「悪臭を放つ、腐った判定だ」と怒りをあらわにした。

ウェストハムは0-1で敗れ、来季欧州チャンピオンズリーグ出場圏内4位から1歩後退。来季欧州リーグ出場権のある5位となった。モイズ監督は試合結果については納得をしつつ、レッドカードの判定には異議を唱えた。

バルブエナが自陣から前方へロングボールを蹴った際、その蹴った右足がそのまま正面にいたチルウェルの右ふくらはぎを踏むような形となった。DAZNの放送で解説を務めた元日本代表MF戸田和幸氏も「蹴った後の自分の足をどこまでコントロールできるかと言ったら、僕はできないと思います」と話す微妙なプレーだった。

モイズ監督は「悪習を放つ、腐った判定。我々は絶好調のチームに敗れたが、レッドカードがなければもっと接戦に持ち込めたと思う」と話し「(退場の)決定を下した人間は、サッカー経験がないということだけは分かった。5分後にツォウファルと(相手DF)リュディガーの間でも同様のプレーが起こったが、映像確認すらしなかった。一貫性がまるでない」と憤った。