強豪ネフチMF本田圭佑(34)がアゼルバイジャンでの初得点を決めた。

アウェーのケシュラ戦にいつもの攻撃的な位置で先発。デビューから1カ月、リーグ出場5戦目で、ようやくネットを揺らした。

これで、日本でプロになりオランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、アゼルバイジャンと実に8つの国のトップリーグで得点を記録したことになる。

公式戦での得点はブラジル1部のボタフォゴでの、昨年10月31日の全国選手権セアラ戦(ホーム)以来、約半年ぶりだった。

1-0の後半29分に、自陣深くで相手から自らボールを奪うと、すぐに左前方を走る味方にパスを送りカウンター。一気に長い距離を走ってゴール前へ。味方からの折り返しを、ダイレクトで左足で蹴り込んだ。

仲間と抱き合って喜び笑顔。逆転優勝へ、貴重な勝ち点3を引き寄せる得点を挙げ、その約2分後に交代。チームはもう1点追加し、3-0で完勝。絶対に取りこぼせない終盤の試合に、しっかりと勝った。

途中出場でデビューした4月4日のホーム、スムガイト戦は無得点で、チームも0-2で敗れていた。

続く初先発となった同10日のアウェー、ガバラ戦も無得点。チームも2-2で引き分けていた。

同17日のホーム、ジーラ戦にも先発し、4-0の大勝でリーグ3戦ぶり勝利に貢献したが、得点はなかった。

同25日のサバフ戦もフル出場したが無得点。ペナルティーエリア内でハンドを犯しPKを与えてしまい、失点に絡んだが、得点はなし。相手が3人もの退場者を出したが、2-2で引き分けが精いっぱいだった。

そんな中、やっと生まれた待望のゴールだった。

本田はデビュー戦後の日本時間4月5日に、プレミアム音声サービス「NowVoice」で日本の報道陣の囲み取材に応じ、年齢制限外のオーバーエージ枠での東京五輪日本代表入りと金メダル獲得へ、残り「7戦8発」を自らに課していた。

その後の3戦も無得点だったが、ようやく待望の1発が出て、自ら設定したノルマは残り「3戦7発」となった。