アトレチコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督(51)が、2024年6月30日までの2年間の契約延長でクラブとすでに合意に達しており、今週中に正式発表される見込みだと、スペイン紙アスが7日に報じている。

クラブにとって近年最高の補強といわれるシメオネのAマドリード監督就任は2011年12月のことで、今年12月に丸10年が経過する。その間、2013-14シーズンに1995-96シーズン以来となる18季ぶり、そして今季7季ぶりとなるスペインリーグ2回の優勝を含む計8タイトルを獲得した他、欧州チャンピオンズリーグ決勝に2回進出している。

現在、来季11シーズン目を迎えるシメオネよりも長く、スペイン1部リーグの1チームを率いている監督は存在しない。近年では今季退任したホセ・ルイス・メンディリバルがエイバルを7シーズン、ジネディーヌ・ジダンがレアル・マドリードを2期に渡り約5年間指揮を執っていたが、シメオネには及ばない。

シメオネは前回、2020年に2022年6月30日までの2年間契約延長していた。そして今回、2024年まで契約延長されることにより、Aマドリードは当面、安定性を維持できることになる。またシメオネは来季新たな成功を目指し、インテル・ミラノのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス獲得を希望していると同紙は報じている。(高橋智行通信員)