オランダ代表の新監督として、ルイ・ファンハール氏(69)が3度目の就任を果たすと、欧州メディアが報じている。ロイター通信によれば、数日中に確定するとのこと。前任のフランク・デブール監督は、欧州選手権決勝トーナメント1回戦でチェコに敗れた後、辞任していた。

既にアシスタント・コーチとしてダニー・ブリント氏、ヘンク・フレーザー氏、GKコーチとしてフランス・フック氏が内定しているという。

ファンハール氏は2000年9月に初めてオランダ代表監督に就任も、02年W杯日韓大会への出場権を逃し、1年余りで辞任。その後、バルセロナやバイエルン・ミュンヘンを率い、12年8月にオランダ代表監督に復帰、14年W杯ブラジル大会でチームを3位に導いた。

以降、オランダ代表にはヒディンク、ブリント、フリム、アドフォカート、クーマン、ローデベーヘス、デブールと7人の監督(暫定監督含む)が就いたが、大きな成果が出せなかった。ファンハール氏は16年5月にマンチェスター・ユナイテッドを解任されてから現場を離れており、今回の復帰は同氏の手腕と同時に、“人材不足”との見方もあるだろう。

オランダは9月1日にノルウェー、同4日にモンテネグロ、同7日にトルコとのW杯予選が控える。