サッカー元ブラジル代表の「王様」ペレ氏(80)が、サンパウロ市内の病院の集中治療室(ICU)から一般病棟に移った。入院しているアルバート・アインシュタイン病院が明かした。

4日に大腸の腫瘍を取り除く手術を受け、集中治療室で療養していた。ペレ氏は14日、自身のインスタグラムに笑顔でガッツポーズする姿を投稿し、「90分と延長戦もプレーできるぐらい」に回復していると冗談を交えながら報告した。

ワールドカップ(W杯)で史上唯一の優勝3度を経験しているペレ氏は近年、臀部(でんぶ)や背中の手術を受けており、自力で歩くことはできない状態だ。コロナ禍もあり、最近はサントスにある自宅から外出することもなくなっているという。