欧州チャンピオンズリーグ(CL)史上最多13度の優勝を誇るレアル・マドリード(スペイン)が、小国モルドバからやってきた初出場のシェリフにまさかの敗北を喫した。

前半25分に左クロスからウズベキスタン代表FWヤフシボエフにヘディングゴールを決められて失点。後半20分にフランス代表FWベンゼマのPKで追いついたが、同45分に相手のルクセンブルク代表MFティルに豪快な左足ミドルシュートをゴール左上に決められて敗れた。

Rマドリードはボール保持率で68%と大きく上回り、シュート数でも31本-4本(枠内は12本-3本)と圧倒しながら、勝利を奪うことはできず。一方シェリフはプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたAEK(ギリシャ)から期限付き移籍中のGKアサナシアディスを中心に守り切った。

D組ではシェリフだけが2連勝で勝ち点6。Rマドリードが勝ち点3。インテル・ミラノとシャフタル・ドネツクがそれぞれ勝ち点1と、予想外の展開となった。

Rマドリードのアンチェロッティ監督は「我々は強度もあり、調子も良かった。相手が素晴らしいプレーをしたというのもあるが、細かい部分が敗因だ。ファイナルサードでもっと良いプレーができたと思う。我々が勝ち点3を逃し、この組はどのチームにも可能性が出てきた。次の試合で勝たなければならない」と話した。