アトレチコ・マドリードが2-0でバルセロナに快勝した。ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(34)が古巣相手に1ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献した。

スアレスは得点後に電話をかけるポーズ。これについて昨夏バルセロナのクーマン監督から電話で戦力外通告を受けたことに対する皮肉ではないかという臆測も飛んだが、同FWは試合後の会見で「あれは僕の電話番号を知っていて、今も僕が同じ番号を使っていることを分かっている人たちに向けたものだ。クーマンに向けたものでは全くない」と説明した。

古巣相手の得点で、直後には両手を合わせて謝るようなポーズも見せた。スアレスは「もしゴールを決めたら謝罪しようと思っていたんだ。それは相手へのリスペクトや愛情、自分がクレ(バルセロナサポーター)のひとりであること、自分のバルセロナでのキャリア、元チームメートが困難な状況を過ごしていること、そしてバルセロナサポーターへのリスペクトによるものだ」と話した。

その上で「チームが勝てたのでうれしい。自分が過去に(バルセロナで)過ごしたことを考えると特別な相手だが、自分の仕事はアトレチコのために100%の力を尽くすこと。今日は勝ち点3を獲得するためにできる限りのことをやった」とAマドリードの一員として勝利に貢献できたことをよろこんだ。(高橋智行通信員)