首位チェルシーがセネガル代表GKエドゥアール・メンディ(29)の活躍で、ブレントフォードに辛勝した。

チェルシーは前半終了間際にチルウェルの左足ボレーで先制。しかし後半、特に最後の20分間は相手の猛攻に遭い、自陣ゴール前に張り付いての守備を余儀なくされた。

そんな中でメンディは神懸かり的なセーブを連発。相手のシュートをことごとくはじき返し、勝利に貢献した。

6セーブを記録してマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた守護神について、チームメートのDFリュディガーは試合後「なぜメンディがバロンドールの候補に入っていないんだ?」と疑問の声を上げた。

だがトゥヘル監督は「そういうリストに載るよりも今日のようなパフォーマンスをしてもらう方が重要だ」とし「相手はFK、CK、スローインをボックス内に集め、コンスタントに脅威を与えてきた。最後の20分はトーナメント戦のようだった。そんな中でエドゥの存在が完封勝利を決定づけたんだ」と守護神をたたえた。

メンディはフランスにいた22歳の時、所属チームが見つからず、地域の職業安定所に登録。サッカーを辞めようとしたこともあったという。そこから世界屈指のGKにまで成長。いまや昨季欧州チャンピオンズリーグ(CL)王者チェルシーで欠かせない存在となった。