昨年9月以来4カ月ぶりに日本代表に復帰したマジョルカMF久保建英(20)が、22日のスペインリーグ第22節ビリャレアル戦(アウェー)で、公式戦3戦連続で先発出場するとスペイン紙マルカが同日に予想している。

久保は先週末に行われた国王杯4回戦エスパニョール戦で華麗なFKを決めて同大会の初得点を記録し、10シーズンぶりに準々決勝進出を決めたチームに大きく貢献。昨季前半に所属した古巣ビリャレアル戦でも右サイドハーフで再びスタメン入りする可能性が高く、李康仁(イ・ガンイン)と同時起用されるとみられている。

マルカ紙の予想は、システムが4-2-3-1で、GK=レオ、DF=マフェオ、バリエント、ルッソ、ジャウメ・コスタ、ダブルボランチ=バタグリア、ガラレタ、攻撃的MF=久保、李康仁、ダニ・ロドリゲス、FW=アブドンとなっている。

21日にパリ・サンジェルマンから今季終了までの期限付き移籍で加入したばかりのGKセルヒオ・リコがいきなり招集メンバー入りした一方、ライージョ、グレイフ、ババ(すでに敗退しているアフリカ選手権で負傷)がけがで招集外になった他、クラブは名前を公表していないものの、オリバンが新型コロナウイルス陽性で欠場すると同紙は伝えている。

久保の今季ここまでのリーグ戦成績は11試合(先発7試合)、653分出場、1得点0アシスト。さらに国王杯2試合に先発出場し1得点2アシストを記録している。

消化試合が1試合少ないマジョルカのリーグ戦順位は勝ち点20の暫定17位。対するビリャレアルは勝ち点29を獲得し8位につけている。(高橋智行通信員)