サッカーのウェールズ代表監督を休養中のライアン・ギグス氏(48)が20日、正式に辞任を表明した。

英「BBC」によれば、ギグス氏本人は「母国の監督を務めることは名誉だった。この件によってW杯を控えるチームに悪影響を及ぼしたくない」と話しているという。

またウェールズ・サッカー協会も「ライアン・ギグス氏が代表監督を務めたこと、ウェールズ・サッカー界にとって、最善の決断をしてくれたことに感謝の意を表する」とコメントした。

現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍したギグス氏は交際女性への暴行容疑で逮捕された20年11月にチームを離れ、ページ監督がコーチから昇格。ギグス氏は、昨年4月に起訴され、今年の8月に裁判が予定されている。

ウェールズはワールドカップ(W杯)カタール大会の欧州予選を突破し、64年ぶりに本大会に出場する。イングランド、イラン、アメリカと1次リーグを戦う。