イングランドサッカー協会(FA)は15日、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督と、トットナムのアントニオ・コンテ監督の両指揮官に、不適切な行動があったとして処分を下すことを発表した。

2人は2-2で引き分けたトットナム対チェルシーの試合中、テクニカルエリアで激しく衝突。トットナムが同点に追い付いた場面では、コンテ監督がトゥヘル監督の前で過度に喜んだことから“バトル”に発展。両指揮官にイエローカードが提示された。さらに、試合終了後も、握手したまま押したりするなど真っ向勝負となり、レッドカードが出される異例の事態となった。

FAは「行動に関する規則に違反した。試合終了後の両監督の振る舞いは不適切だったと言われている」として処分を科すことを決定。両指揮官は、18日までに回答するように求められた。

両指揮官の確執はまだ続いており、コンテ監督は自身のSNSで、チェルシーがリードした瞬間、うなだれるコンテ監督の前を喜びで走っているトゥヘル監督の写真を掲載し「幸運にも、(喜ぶトゥヘル監督を)見ずに済んだ。あなたを転ばせるに値しただろうから」と、泣き笑いの絵文字を用いて投稿している。