レアル・マドリード(スペイン)が1-1でシャフタル・ドネツク(ウクライナ)と引き分け、決勝トーナメント進出を決めた。

1点を追う後半ロスタイム5分にDFリュディガーがゴールを決めてドローに持ち込んだことによる決勝T進出。カルロ・アンチェロッティ監督(63)は試合後の記者会見で「非常に悪いプレーをしてしまったが、うまくいかない時も決して諦めないことを証明できたし、我々は最後まで全力を尽くした」と粘り強く戦ったことを強調した。

同点ゴールを決めた際、相手GKと衝突し顔面から出血したリュディガーについては「額を切ったので治療中だ。元気だし意識はある。笑っていたし、ゴールを喜んでいたよ」と問題ないことを伝えた。

この試合ではアザールが久々に先発復帰。だが後半立ち上がりに最初の交代選手となった。「チームをリフレッシュするため2人を交代した。エデン(アザール)は自分の仕事をしてくれた。相手が中央の守りを固めてきたのでカリム(ベンゼマ)と同じように苦戦したが、自分の仕事をやってくれた。我々のベンチは強力なので、60分で交代させるつもりだった」とほぼ予定通りだったと明かした。

Rマドリードは今季ここまで、公式戦13試合を戦い11勝2分けと無敗をキープ。16日にホームで行われるバルセロナ戦を迎える。(高橋智行通信員)